精神保健福祉士の年収・給与

精神保健福祉士になろうと考えている方は給与面についても気になるかと思います。今回は、精神保健福祉士の年収について詳しく紹介していきます。

年収は国家公務員程度

実際に精神保健福祉士の資格を取得して働くのは、行政の相談窓口や保健所、精神病院や民間の社会福祉法人になります。
平均給与から計算すると、精神病院などの医療機関での勤務が最も年収が高く、福祉サービス事業所などでは少し下がる傾向がありますが、だいたい国家公務員程度と考えておけば問題ないかと思います。
国家公務員と同じように、基本月収自体はそれほど高給ではなく、手当や賞与などの面で優遇されることが多いようです。
ただし、規模の小さな事業所の場合は、経営状態が苦しいこともあるので、国家公務員程度の年収を得るのは難しいかもしれません。

正社員と非正規の平均年収

ちなみに、社会福祉振興・試験センターの平成24年の調査によると、精神保健福祉士の平均年収は340万円で、男性平均が394万円、女性平均が313万円となっています。しかし、精神保健福祉士の求人の約半数は正社員以外なので、非正規雇用の場合の年収は大きく下がることになります。非正規の男性平均年収は254万円、女性の平均年収は215万円となっています。

給与だけでなく待遇もチェック

正社員の初任給は、その他の職業と同じように20万円前後が多いようですが、施設長などの管理職になることで年収はアップしていくので、あまり最初の給与面ばかりを気にするのではなく、長期間働いていけそうな職場を選択するのがお薦めです。
福利厚生に関しては、事業所によってかなり差もあるので、年収だけでなく休暇や社会保険についてもしっかり確認してください。

また、精神保健福祉士は所謂サラリーマンのような仕事とは異なり、精神的にタフな状況も多い職業です。
スクールソーシャルワーカーとして虐待されている児童を救ったり、警察が保護した精神障碍者の入院をサポートしたりと、普段生活しているなかではなかなか出会わない場面にも遭遇します。
それでも、誰かの役に立ちたいという強い気持ちがある方には精神保健福祉士はきっとやりがいの持てる仕事です。
精神保健福祉士を目指したい方は、下記に精神保健福祉士の資格が取得可能な学校をまとめたのでチェックしてみてください。

 

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