高校生が介護福祉士資格を取得する最短の方法

高校生が介護福祉士になるには、養成施設を卒業する方法と、実務経験をしてから資格を取得する方法の2種類があります。今回は、その方法について詳しく説明していきます。

養成施設ルートが最短

高校生が介護福祉士になるには、二年以上の養成施設や福祉系高校で1850時間程度の課程を履修し、国家試験に合格する方法が最短となります。高校生が介護福祉士になる場合、これが最も一般的な方法です。

介護福祉士資格を取得するためには二年以上の学習が必要なので、介護福祉士の養成施設は、2年制が一般的です。しかし、養成施設の中には3年制や4年制の学校もあり、介護福祉士資格を取得するだけでなく、もっと専門的にじっくり学習することが可能です。

養成施設で二年以上の学習をして介護福祉士資格を取得する場合、高校の卒業が前提となります。高等学校を卒業していない場合、再度高校に入学して卒業資格を得るか、高等学校卒業程度認定試験に合格する必要があるので注意してください。

実務経験、実務者研修ルート

養成施設に通って介護福祉士資格を取得する方法以外に、実務経験を積む方法があります。これは、高校卒業後、実務経験を3年以上積んで、実務者研修を受講し、国家試験に合格する方法です。

この方法の場合、3年以上の実務経験が必要なので、資格を取得するまで時間が掛かります。しかし、養成施設等の学校に通う必要が無いため、学費等の金銭的負担がありません。さらには、介護施設等で働きながら資格取得を目指すことになるので、より実践的に学ぶことが可能です。

ただし、働きながら学習時間を確保するのはかなり大変です。働きながら学習することに不安がある方は避けた方がよいかもしれません。

自分にあった方法を選択しよう

金銭的な負担が気になる方、 働きながら学習できる自信がある方は、実務経験ルート。最短で資格を取得したい方は、養成施設ルート。というのが、お薦めです。働きながら学習できる自信が無いけど、学費の捻出が難しいという方には、奨学金制度が利用可能な学校や、職業訓練校として指定されている学校もあるので、一度学校に相談してみるのもよいでしょう。

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