現在の介護福祉士がどのような状況か、男女比やその年齢層などを中心に紹介します。最近では、職業に関しての男女差別も是正されてきましたが、介護職も以前は女性がメインの職場でした。女性ならばきめ細やかな気配りが得意だろうという先入観があったのかもしれません。

現在は女性が多いが男性も増加中

現在でも介護福祉士の約7割が女性で、男性は3割程度となっています。今後、この比率は大きく変わってくるのではないかと思います。というのも、介護を受ける利用者は男女ともにいますので、介護する側の介護福祉士も女性ばかりでなく、男性もいた方がよいと考えられます。また、介護の仕事というのは、肉体的に負荷のかかることが多く、力の強い男性の方が適している場面もあります。実際に年々介護職の男性は増えてきていますので、今後は男女半々程度にはなるのではないかと思われます。

女性70%男性30%

年齢層はさまざま

また、介護福祉士資格の合格者の年齢比率は、20代が2割、30代が2割、40代が3割、50代以上が2割となっていて、幅広い年代の方が介護福祉士資格を取得していることが分かります。実際の介護の現場に行けば、20代の若い職員から50代の職員まで、さまざまな年齢の方が働いていることが分かると思います。ただ、さきほども書きましたが、介護の仕事は肉体的に辛い場面もあり、「3K(きつい、汚い、危険)」などいわれたりもしています。とくに腰痛の問題は深刻で、介護職に携る方の約7割が腰痛を抱えているというデータもあり、腰痛のために介護職を辞職せざるおえない方もいます。

年老いた娘や息子が、高齢の親を介護している場合などで、「老老介護」などといわれることがありますが、ある程度の年齢になると、力を必要とされる 介護の 現場で活躍するのは難しい現状があります。就職をするのであれば、若いうちからの方がよいかと思います。

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